飲み比べおすすめ理由 ~手っ取り早く好みの銘柄と出会える~

日本酒って、最初に何を飲んだらいいのかわからなくて迷いませんか?
好みのお酒って、案外自分でもわからないものです。
だから、ある程度は数を飲んでみるしかない(笑)。

四合瓶のお酒を買う勇気はないし、お店で飲んでも一合ってけっこうな量。好みじゃなかったらどうしよう。好きじゃないお酒で酔っ払いたくない。友人と一緒でも日本酒をシェアしようって言いづらい。そんなふうに思ったことないですか?

そこで、
何を飲めばいいかわからない人やお酒が強くない人は、まず居酒屋で飲み比べをしてみましょう。
その際の銘柄の選び方を提案します!(飲み比べじゃなくても選び方はかわりませんけどね。汗)
わたしは飲み比べで好みの銘柄に出会うことができました、というお話をしたいと思います。

飲み比べでの銘柄の選び方

居酒屋などで飲み比べのセットを注文する場合、銘柄を選ぶ余地がない時もありますが、おそらく5、6種類の中から2、3種類を選ぶ、というようなシステムが多いのではないかと思います。その際、何を基準に選べばいいのかを提案します。

①アルコール度数で選ぶ

味や好みに関係なく、アルコールの度数は酔いやすさと比例します(笑)。お酒が弱いと思っている人は度数が低めのものを選ぶとよいですし、低・中・高と異なる度数のものを選んで徐々に度数の高いものを飲んでいく、のいうのもありだと思います。

日本酒はアルコール分15~16%(度)が一般的なので、それを目安にするとよいですよ。ラベルには度数で表記されていますが、「度」と「%」は同じ意味です。

➁軽さと辛さで選ぶ

日本酒の味や飲んだ時の感覚を表現するのって難しいです。

わたしの場合、「軽い(さっぱりしていて後味がすっきり)重い(味がしっかりしていて飲んだ余韻が残る)に加え、「辛さ(舌やのどにピリッとした刺激があるもの)が強いか否かをお店の人に伝えて選んでもらうことが多いです。

日本酒の辛口・甘口ってとらえ方が定まってないんです。「酒度」という基準はあるものの、数値と飲んだ感覚は一致しないので、色々飲んで自分の好みの感覚と銘柄を覚える方が早いです。その意味でも飲み比べをおすすめしています。

③地方や地域で選ぶ

東北、北陸、関東、四国…というように地方を決めて選ぶのも楽しいと思います。地酒専門のお店であれば、各都道府県内の違う地域を比べたりすることもできます。

例えば、京都の「京都酒蔵館」では一度に15種類の飲み比べができる「十五蔵の利き酒セット」(1,980円)があります。しかも北中部版と南部版の2パターンがあって府内全域を網羅できます。

以前、京都に行った時、これやりたい!と思って訪れたのですが、その日に限って休みでした…。いつかリベンジしたいです。

④見た目と名前で選ぶ 

ラベルを見て好みのものを選ぶというのもありです!ラベルのデザインや名前の響きが好みのものを選ぶと案外当たります。見た目大事です(笑)。

後で出てくる宮城のお酒「伯楽星」、わたしは最初、名前がかっこいいって理由で選びました。あと、「八海山」や「栗駒山」など、地元の地名がついている銘柄にもそそられますね。自分の萌えポイントで選ぶのおすすめです。

⑤「料理に合うもの」を選んでもらう

最後の手段です。難しくてわかんないよ、という人は、食べたい料理を選んで、これに合うお酒をくださいって言いましょう(笑)。料理とお酒、1対1のペアリングや何にでも合う万能タイプを見つけるいい機会です。

飲み比べで覚えた銘柄「栗駒山」

わたしは居酒屋での利き酒セットを頼んで「栗駒山」という銘柄に出会いました。
3種類で一合、多分1,000円前後だったと思います。
わたしは食べながらじゃないと飲めないので、必然的に食事と合う、料理の邪魔をしないお酒、飲んでいて飽きないお酒に魅力を感じます。

「栗駒山」はまさにそのようなお酒で、長くおつきあいできそうだな、よし、この名前忘れないぞ、と思って覚えました。ちなみに、あとの2種類は覚えていません(笑)。

銘柄:栗駒山 特別純米(多分、特別純米だったような…)
蔵元:千田酒造(宮城県栗原市)
創業:大正9年(1920)
HP:なし
蔵見学:不明

わたしは福岡在住ですが、宮城県のお酒は「一ノ蔵」「伯楽星」「勝山」「乾坤一」など、比較的なじみがあります。でも、「栗駒山」を見かけることは少ないので、貴重な出会いでした。

まとめ

飲み比べだったら、少ない量で数種類飲めるので好みのお酒と出会う確率が高くなります。
自分の好みがわかれば銘柄選びに迷わなくなりますし、普段の食事用、お祝いのご褒美用、パーティーの手土産用など、TPOに合わせた推しの日本酒があると楽しいですよね。

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