「進撃の巨人」コラボ日本酒「大那 BEYOND THE WALL」

好きな日本酒を探すのにラベルで選ぶのもおすすめです!
と先日書きましたが、こちらは究極のラベル買い(笑)。いや、まあ、タイムリーということでご容赦ください。
では、なぜタイムリーか、どんなお酒なのかをご紹介します。

「進撃の巨人」と「大那」

まずは「進撃の巨人」と栃木のお酒「大那」とのコラボレーションについてご紹介。
作品についてネタバレなしで記述しています!

11年半にわたる連載がついに完結

「進撃の巨人」(作:諌山創)は2009年9月から「別冊少年マガジン」で連載されている作品で、2021年4月9日、139話にて最終回を迎えました。11年半にわたる長編漫画の終了、諌山先生、お疲れさまでした、ありがとうございましたとお伝えしたいです。

ご存じない方にネタバレなしで簡単にあらすじをお伝えしますと、「人間を食べる巨人と人類の戦いを描くダーク・ファンタジー」というところでしょうか(簡単すぎやろっ)。

なかなかの残酷物語なのでわたしも最初はとっつきにくかったのですが、食わず嫌いにならず、一度読んでいただきたいです。壮大かつリアルな世界観に引き込まれ、物語の構成力(伏線と回収)の緻密さにうならされます。一度読んだら繰り返し読みたくなる作品です。

コラボは大阪の貿易商社さんが企画・販売

「進撃の巨人」は全世界で発行部数が1億部を超えるという大ヒット作で、アニメ化はもちろん、ゲームなど様々なコラボ商品があります。

日本酒と「進撃の巨人」のコラボは、アニメと日本酒など、つながりにくい日本文化を結びつけてコラボアイテムを提供するプロジェクト「NEW×NEW(にゅーにゅー)」による企画で、大阪を拠点に輸出事業を展開している企業(株式会社ジェムインダストリーズ)が販売しています。

テーマは「BEYOND THE WALL(壁を越えろ)」。コロナ禍の厳しい状況を、壁を越えて巨人と戦う主人公たちになぞらえ、壁を乗り越えていこうという思いから実現したコラボとのことです。

2020年11月に第1弾「エレンモデル」、12月に第2弾「ミカサモデル」、2021年2月に第3弾「リヴァイモデル」の日本酒が発売されており、4月に第4弾「無垢の巨人モデル」が発売される予定です。 (追記:4月に発売されました!)
また、今年の1月からは台湾を皮切りに海外での販売も開始されたとのこと。おおー。企画・販売元企業の本業が活きてますね。

「大那」と「ダイナ」

コラボ商品「大那 BEYOND THE WALL」は、栃木県の蔵元、菊の里酒造が製造しています。

平成16年(2004)の冬に蔵の新たなブランドとして製造を開始した「大那(だいな)」は、「大いなる那須の大地」に由来するとのことで、平成22年(2010)には全国新酒鑑評会で初めての金賞を受賞し、現在は蔵の主力商品に成長しています。

「進撃の巨人」の連載開始前からあるブランドなのですね!

この銘柄を聞いて「進撃の巨人」をご存じの方はニヤリとするはず。主人公エレン・イェーガーの父、グリシャ・イェーガーの妻の名前が「ダイナ」なんです。絶対狙ってますよね(笑)。
菊の里酒造ホームページの「大那」誕生秘話によると、ネーミングの際、社長さんは他の名前でいこうと思っていたところ、他の方からのアドバイスで「大那」に決定したとのこと。「大那」にしてよかったですね(笑)。

そして、4月発売の「無垢の巨人モデル」のデザインはいかに?!いよいよ「ダイナの大那」になるのかな?ちょっと怖いラベルになりそう(笑)(追記:予想をくつがえすラベルでした!)

【蔵元情報】
蔵元:菊の里酒造株式会社(栃木県大田原市)
創業:慶応2年(1866)
HP:https://www.daina-sake.net/
蔵見学:なし(試飲、販売などの店頭業務もなし)

「大那 BEYOND THE WALL」の3モデル+1

栃木のお酒にはこれまであまり縁がなかったので、これも新たなご縁だと思い、リヴァイモデルが発売されたのを機に3モデルを大人買いしました(笑)。送料を考慮すると「NEWxNEW オンラインストア」が一番お得だったのでこちらで購入。(追記:無垢の巨人モデルも買いました!)

3モデル、それぞれ異なる酒米を使用した純米吟醸酒。パッケージにはアニメの名シーンの数々を用い、箔押しを使った豪華版。バーコードを壁に見立て、巨人がこちらをのぞいているデザインにも遊び心があります。価格の1/3は箱とラベルの値段かも(笑)。

無垢の巨人モデルのラベルは予想通りダイナ巨人!名前は「大那」でなく「ダイナ ビヨンド・ザ・ウォール」とカタカナ表記となっています。やはり狙ってましたね(笑)。レインボー箔を使用したカラフルでポップなかわいいパッケージにビックリ!せっかくなのでエレンと並べてみました(悪趣味)。

味の特徴はホームページの記載によります。飲んだ感想は別記事にまとめました。

エレンモデル

「進撃の巨人」の主人公、「エレン」モデルのお米は栃木県那須産の「五百万石」を使用。雑味の無い透明感。味わい豊か。様々な食事に合う。とのこと。
実際に飲んでみた感想はこちら

【銘柄情報】
銘柄:大那 ビヨンド・ザ・ウォール エレン モデル
特定名称:純米吟醸酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:五百万石(栃木県那須産)
精米歩合:55%
アルコール分:15度
殺菌処理:火入れ(1回火入れ)

ミカサモデル

エレンの幼馴染「ミカサ」モデルのお米は栃木県が13年かけて開発した「夢ささら」を使用。アルコール感が少なく、綺麗で優しく、ほのかにメロンの様な上品な甘さが漂う。とのこと。
実際に飲んでみた感想はこちら

【銘柄情報】
銘柄:大那 ビヨンド・ザ・ウォール ミカサ モデル
特定名称:純米吟醸酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:夢ささら(栃木県産)
精米歩合:55%
アルコール分:15度
殺菌処理:火入れ(1回火入れ)

リヴァイモデル

エレンの所属する「調査兵団」の兵士長「リヴァイ」モデルのお米は「酒米の王」と言われる「山田錦」を使用。「人類最強」の名にふさわしく、リッチで奥深い味わい。食中酒としても合わせやすく万能なお酒。とのこと。兵長、説明に力が入ってますね、デザインも金箔だし(笑)。
実際に飲んでみた感想はこちら

【銘柄情報】
銘柄:大那 ビヨンド・ザ・ウォール リヴァイ モデル
特定名称:純米吟醸酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:山田錦(兵庫県産)
精米歩合:55%
アルコール分:15度
殺菌処理:火入れ(1回火入れ)

無垢の巨人モデル

主人公エレンとの因縁を持つダイナ巨人を中央に配した「無垢の巨人モデル」のお米は山田錦を使用。一般的なアルコール分15~16度に比べ、こちらは13度の低アルコールタイプ。加水で度数調整をしていない「原酒」タイプなので低アルコールなのに味わいがシッカリ、奥深いという特徴。無垢の巨人の様に個性豊かで様々な余韻が飛び交うお酒。とのこと。
実際に飲んでみた感想はこちら

【銘柄情報】
銘柄:ダイナ ビヨンド・ザ・ウォール 無垢の巨人モデル
特定名称:純米吟醸酒
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米:山田錦
精米歩合:55%
アルコール分:13度
殺菌処理:火入れ(1回火入れ)

まとめ

「進撃の巨人」は歴史的な作品だと思っています。
わたしは作品のグッズを集めることはあまりないのですが、リアルタイムで作品の完結を見届けた2021年の記録として持っていてもいいかな、と思い買いました。何より日本酒、がんばってる酒蔵さんとのコラボ商品ですし(笑)。

デザインされている絵柄はアニメの名場面で原作の絵ではないのですが、どちらも質の高い作品なのでノープロブレム。

飲んだら改めて感想を書きますね。いつ開けようかな♪ (追記:飲みました!感想はこちら。)

ちなみに、最終巻となる単行本、34巻は6月9日発売です。また、今冬にはアニメのThe Final Seasonの続きが始まります。ので、是非見ていただきたいです。

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